Interviewインタビュー

管理職

営業部管理職 沓名 宏和 2006年入社

Case1

納品後、「感動した」と異例のメール。
他社がさじを投げたミリ単位の薄肉ホーニング。

2015年、神戸のある商社から1本の電話が入りました。「水素ステーションで使用するシリンダーの加工をお願いできませんか」。聞けば、すでに複数社に打診したが断られ、困り果てて電話したとのこと。詳しい条件を尋ねて初めて、他社が断った理由がわかりました。まず加工対象となるシリンダーが小さく薄さはわずか2mm。そのうえ過酷な環境下で使用されるものとあって硬く切削性の悪い素材。さらには加工後に溶接も必要とあって、条件を聞いただけでも加工が容易ではないことがすぐにわかりました。しかし、チャレンジしなければ始まりません。どうすれば実現できるかを社内で議論。ただ加工するだけでなく、ひずみを最小限におさえる工程までを提案し実施したところ、約3ヶ月で加工に成功。納品後「感動した」「驚いた」という異例とも言える感謝のメールをいただきました。そういったお客様からの言葉が、私の支えになっています。

Case2

失敗すれば何百万円が無駄になる。
限界に挑んだ巨大パイプのホーニング。

いい仕事をすることが、いちばんの営業になる。現場にいると、いつもそれを実感します。この事例がまさにそう。岡山の商社から「あの加工を担当されたと伺いまして」と連絡をいただいたんです。難しい加工もなんとかしてくれる。もしかしたら、そんなふうに思われているのかもしれない。そう思うほど、このときもまた一筋縄ではいかない条件でした。全長2385mm、外径981mm、内径800π(パイ)の巨大ステンレスパイプのホーニング加工。当社が保有するジャンボホーニングでも限界ぎりぎりの条件。パイプそのものが何百万円もするため、リスクや精度を了承してもらったうえでチャレンジし、成功。その巨大パイプは現在もあるプラントで活躍しています。今後、工場の自動化が進むなかでは、大企業がまねできない「少量多品種」こそチャンス。これからも「まずやってみる」の精神でお客様のお困りごとに応えていきます。

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